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「考えたのは、あの……ホストクラブとか」
「高校生NGだし」
「……年なんかごまかせるさ」
「はあ?おまえが夜の世界で生きてるお兄さんたち騙せると思ってんの?」
「それは……」
「それに、そんな童顔じゃ一目見てばれるっつーの!」
芦屋は豪快に笑って
僕のほっぺたをぷにぷにと弄ぶ。
「うるせーな!じゃあ銀行強盗でもするよ!!」
思いきりその手を払いのける僕の指先を――。
「ホント、今日はガンガン来んな?」
芦屋は痛いほどに握った。
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