傷だらけのJ 【JYUNPEIの場合】

7/16
前へ
/34ページ
次へ
玄関のドアに手をかけたところで 後ろから首根っこを掴まれる。 まさに悪夢だった。 「おい、おまえ――」 ドスの利いた声が頭上に響く。 振り返り身構える間もなく 「人の女房に何した?」 スキンヘッドの大男が鬼の形相で 思い切り僕の腹を殴った。 たった一発で視界が歪む。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加