第1章

2/9
前へ
/57ページ
次へ
「オーイ!」 大学の校門を複数の女子大生に囲まれた男が面倒くさそうに振り向いた。 「オウ!おはよ、亨。」 「相変わらずお盛んだな、オニク!」 オニクと呼ばれた青年 正しい名前は、尾仁久直也(オニヒサナオヤ) 名字から、オニクと呼ばれ出してすっかりその呼び名が定着してしまった。 後に、脳外科医の第一人者 神の手オニクと全国に名を轟かせることとなる。 また、そのオニクに声をかけた亨と言う男。 佐多亨… 後に、小説家として成功し、多くの女の子の心を奪った。 佐多マニアと呼ばれる女性が急増。社会現象にまでなった。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加