第1章

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佐多は、イライラする気持ちを押さえられない自分をどうすることも出来ないでいた。 冗談だって分かっていても、妹…万智留のことになるとダメだった。 また、もうひとつ頭を悩ますことがある。 万智留が街角でスカウトされたこと。 芸能界なんて、危なっかしい世界に可愛い万智留を行かせたくなかった。 その事で今朝、万智留とひと悶着あったこともイライラの原因のひとつでもあったのだ。
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