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10年以上たちましたが、あとがきを書いてみる。
これは、私がSNSの世界にデビューした頃の出来事をもとにしたフィクションです。今回表紙を作った記念に内容もちょこちょこと手直ししました。
私が登録したサイトはもう閉鎖してしまって存在しません。「モ◯ゲーをパクった」という雰囲気がたっぷりで、でも規模は小さくて。アットホームで大好きな空間でした。
そこにオセロをしながらチャットできるゲームがあったんです。
最大8人まで入室できて、ガラケー握りしめて高速の親指でわちゃわちゃしゃべり倒していました。毎晩いると仲良くなって、いつものメンバーで固まっちゃうんですが、オセロガチ勢と、チャットガチ勢と、暇潰し勢が入り乱れて、楽しかったんです。
そのサイトにも小説投稿のコーナーがあって。この小説はそこのお友達へ向けて載せていたものです。登場人物それぞれにモデルがいるのですが、この作品の中では今でもたまに連絡があるのは「エガミさん」ぐらいですかね。(現在のエガミさんは素敵な奥様と子育てに奮闘してます)
私の中では毎晩子どもを寝かしつけてから夜中にチャットしていた思い出が大きすぎて、今でも懐かしくて戻りたくなります。
当時16歳でフリーターだったケータが言ってくれた「ピロ子は幸せの見本だから、俺もそうなりたい。見届けて欲しい」って言葉が今の私の原動力です。
私、今でも奴が戻ってくるのを待っているんですけど( ̄▽ ̄;)
幸せ報告をいつでも聞くスタンバイOKなんですけど!あいつ!絶対覚えてねーべ!
今も色々なサイトやアプリにピロ子ΘωΘという名前で登録しているのはケータをはじめ、たくさんの待ち人がいるからです。
元気でいてくれたらいいんだけどなぁ。
そして、こちら「エブリスタ」に移って来ましたけれど。
こちらでも新しいお友達がたくさんできて嬉しいです。あの頃のクセでお友達と表現してしまいます。図々しいですかね?でもなんだかファンって表現は照れ臭いのだよ。
新しい環境にもだいぶ慣れました。物語を書くのが好きなお友達もたくさん増えました。
来なくなってしまった休眠状態の人もいます。退会してしまった人も。
どこへ行っても同じですね。
それでも私の中では、大切なお友達のままです。増えることはあっても減ることはないものですよね。
これからも増え続けるお友達の健康を祈りながら、私はずっとピロ子ΘωΘでいたいのです。
2020.11.23
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