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冷静になんてなれないけど…
これで…
これで未来が少し見える
考えて立ち止まった私が少し
顔に光が射して…進むことができる
それに利用した訳じゃない。
そうなるためには、この人しか居ないと
直感でそう感じたんだ。
そして、
今のこのひとときしか無いとしても、
それでも大切な瞬間として心にしまっておける
淫らでどうしようもない女だと思われたかもしれない。
抱くことも躊躇するほど強引だったかも…
それは少し後悔してるかな…
もっと心を繋げてからそうした方が良かったのかもしれない…なんて
しなやかに動く上腕筋に指を這わしながら
跳んでいきそうな意識の中で考えてた…
そんな思考も何度もやってくる波にすぐにかき消され…
考えることを…
やめた。
指先さえも動かす事が出来ないほど
全身に力が入らない。
抱き寄せられて
彼の胸に頬を乗せる
されるがまま…
願いが…通じた…
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