第1章

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*** 脱げ と言っておきながら、 背中を向けて脱ぎ始めると、 どうしていいか解らない。 こういうシュチュエーション、結構慣れてるはずなのに、 心臓が音を立てそうで… ああ言えば、 怒って帰ると言うかと想ってた。 実際手に負えない女にはよく使う手だ。 ホストの頃は… 体が持たないと言うほど、 女を抱いた。 それが売り上げを上げる一番の方法だったから。 それを目的に来る女もいるし、 店側も、それを知ってて黙認してるような店だったから。 今もやってるのか? 経営者は変わったが。 もうそんなことは卒業して、 思い出したくもない過去だが。 彼女はそんな女とは違う。 こんな汚れた俺なんかに、 傷つけさせたくない… なんて。 キレイゴトをいいながら、 実際は、 抱きたくてやるせない想いをワザと汚れた言い方で誤魔化してる。 音も立てずに着ていたワンピースを床に落とし… 恥ずかしそうに振り返る 天使の羽根を両胸に纏って、 バラを抱えたような下着に… 指先がピクリと跳ねる 触れたくて、仕方ない…
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