第1章

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 これ以上弄られては、いくらなんでも声を漏らしてしまいそうだ。男の喘ぎ声なんて聞きたくないだろう。興醒めさせないように、できるだけ協力しなくてはいけない。    それにしても、過剰なまでに乳首を弄られ、膨れ上がったものを強く捻られたり引っ張られ足りを繰り返す。男の胸など楽しくないだろうに、それでも彼はそれを止めようとはしない。    きっと高条は胸に執着するのだろう。でも男の乳首では女のものより小さいから、できるだけ腫れさせて触りがいのあるものにしたいのだろうが、元々の身体のつくりが違うのだからそれは諦めてほしい。    次第に軽い疼きと痛みしか感じなかった胸だが、痛みすらも快感となりそれだけで下半身が弾けそうになってきた。    これ以上続けられてはズボンの中で達してしまうと、今度は強く彼を制止した。 「ダメだも……ぅッ、これ以上は触らないでくれ、ンアッ!」  強く両方の乳首を捻りあげられて、思わず声を上げてしまい、慌ててそれを防ぐために強く口を押えた。 「んンっ――――ッ!」  一向に止めてくれない乳首責めに、俺は必死に我慢し続ける。それなのに、高条は俺の身体に跨ぐように覆いかぶさっていたのに、今度は俺の両足の間に割って入り、ズボンの上から中心部を擦り合わせてきた。 「っっ、んんっ????!」  もう俺のアソコは十分に熱く昂ぶっている。そこに高条の固くなったものを押し付けられ、同時に乳首まで弄られ、擦られたら我慢できない。 「くっ……んんッ」  ビクッと身体を固くさせ、ズボンの中でイッてしまった。それでも下半身を擦りつけられると、まだまだ身体のビクつきは治まらない。 「んくっ……っ」  口を抑えながら息をするが、あまりの快楽に呼吸が整わず荒くなる。 「乳首だけでイクなんて、斎木さんはいやらしい身体ですね」 「……なに、言ってっ」  こんなに弄られて、無理やり感じさせていたのは彼なのに、それを俺の身体のせいにされた。 「本当にいやらしい身体だ」  そう言いながら高条は俺に再び口付けてきた。  やっと離してもらえた乳首はジンジンと赤く腫れあがっている。軽く高条の身体が乳首に触れるだけでも感じてしまう。
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