昭和10年末。

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「では、川崎車輌に向かいますか?」 「そうしましょう鵜沼さん」 そう言葉を交わしつつ、その言葉を待っていたかのようなタイミングでやって来た市電に乗り込む二人。 時計の針は正午を回ろうとしている所であった。
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