不思議の中へ。

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(陽光さんも陽光さんよ。 陸攻さんのことを河太郎河太郎って… 陸攻さんは陸攻さんです!) いわばとばっちりを受けた形の陽光。 そんな心境のユリネであるから、陽光が気を利かせ二人と離れた席の切符を買った事になど、当然知る由もなかった。  ユリネは知る由もない。 嵐山が普段通り陸攻に接したのは、姫路城にて森一からの忠告を聞いてから嵐山なりに考えた結果、愛しのユリネの前で陸攻を緊張させまいと敢えて普段通りの自分を貫いたことを…
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