94人が本棚に入れています
本棚に追加
久しぶりに顔を合わせた四人の話す事は、やはり仕事の話だった。
「そう言えば、五十周年創立記念プロジェクト、星川も参加するんだって」
古田がさりげなく話をした。
『はい、参加させてもらいます。
企画部からは、古田さんと京田先輩で、ゆいはサポートで参加だと聞いています。
凄くいいものになりそうです』
と桜田の名前を避けて話したアキ。
「創立五十周年になるんだね、うちの会社。
噂によれば、この話を出したのは課長だよ」
避けていたのに、ゆいが見事に…。
古田は、課長と出た瞬間、アキの顔を見た。
「将来の社長はやる事が違うな」
京田がそう言うと、アキは何で知ってるの?と言う顔をしてのを、ゆいは見逃さなかった。
「アキ、京田さんのお父さんとうちの社長が知り合いなんだって」
最初のコメントを投稿しよう!