第三話 月に願いを

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久しぶりに顔を合わせた四人の話す事は、やはり仕事の話だった。 「そう言えば、五十周年創立記念プロジェクト、星川も参加するんだって」 古田がさりげなく話をした。 『はい、参加させてもらいます。 企画部からは、古田さんと京田先輩で、ゆいはサポートで参加だと聞いています。 凄くいいものになりそうです』 と桜田の名前を避けて話したアキ。 「創立五十周年になるんだね、うちの会社。 噂によれば、この話を出したのは課長だよ」 避けていたのに、ゆいが見事に…。 古田は、課長と出た瞬間、アキの顔を見た。 「将来の社長はやる事が違うな」 京田がそう言うと、アキは何で知ってるの?と言う顔をしてのを、ゆいは見逃さなかった。 「アキ、京田さんのお父さんとうちの社長が知り合いなんだって」
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