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アキは何事もなかった様に話している。
そんなアキの姿に、古田は心が痛かった…。
「星川は、物分りが良すぎるんだよ。
そんな簡単に割り切れるのか。
何で本当の気持ちを隠してしまうんだ」
古田のこの言葉に、アキは微笑んだ。
『これが私の本当の気持ちです。
出世は課長の夢です。その夢を叶えて欲しいと心から思っています。
課長の事が好きだから、そう思えるんです』
このアキの言葉は、とても強さを感じた。
「まっ、その話はまた今度。
もう少しで引越し屋さんが来るから、荷物を玄関に運びましょう」
ゆいのナイスフォローが入った。
「もうそんな時間か。
さて、今日は手伝いに来たんだから働くか。
古田、さっさと荷物運ぶぞ」
京田もナイスフォローだった。
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