第三話 月に願いを

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焼肉屋に着いた二人は、早速注文開始。 「まずは、ビール二つ、ジンギスカン三人前 と骨付きカルビでしょ、それからホルモンでしょ、タン塩でしょ、石焼ビビンバ二つに…」 とゆいの注文は止まらない。 店員は驚いた顔をしていた。 『ゆい、ひとまずはこれくらいで。 後は食べてから、また注文しょう』 とアキが注文を止めた。 「あっ、そうだね。じゃこれで」 店員は注文を復唱して、戻って行った。 『ゆいの食欲旺盛は相変わらずだね』 とアキは微笑んだ。 ビールが来て、二人は乾杯をする。 「食べる楽しみくらいないとさ。 あっ、明日の朝、古田さんと京田さんも手伝いに来るって言ってたよ。 引越しは、人がたくさん居た方がいいでしょ」 ちょっと複雑なアキだった。
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