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焼肉を焼きながら、ゆいは嬉しそうに食べていた。
「焼肉と言えば、やっぱ骨付きカルビだよね
美味しいよ、アキも食べなよ」
アキも焼肉を食べ始める。
『課長との事は、私の中でケリがついてる。
好きな気持ちは変わらない…。
でも、その気持ちは心の中にしまうの。
彼は出世のために、たくさんのものを犠牲にして来た。
社長の娘さんとの話がまとまれば、彼が目指していたものが手に入る。
きっと、それが彼の幸せだと思う。
私は、彼に幸せになって欲しいの。
それが私の幸せだから』
幸せがどうゆうものなのかなんて分からない。
でも、彼が幸せと思うものが幸せ。
幸せになる事は、とても難しいことなんだと、アキはつくづく感じていた。
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