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「寝過ごしちゃった。」
ふわりと笑うハコさんと一緒にコンビニまでの道を歩く。
たぶんハコさんの家はコンビニの近所なのだ。
「たかさん、またね。」と微笑んで、女神はモンステラと一緒に歩道橋を上って行った。
ハコさんの背中を見送り、彼女が今夜も泣きませんようにと祈りながら空を見上げる。
そんな俺の心を完全に無視して、派手に広がる夏の星座が、少し憎たらしいと思った。
ハコさんの涙も全部星になってしまえばいいのに。
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