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皆さんは、なぜ、わたしがこんなにも「いい人」にこだわるのだろうか、と思われるかもしれません。
そんなにも執心するなんて、私には理解ができない、という人があるかもしれません。
しかし、当時のわたしにとっては、この「いい人」という生き方が唯一の道であり、まったく疑いようのない正解であり、つづけていかなければならない義務だったのでございます。
ほかの選択肢など、あって無いようなものでした。
すくなくとも、わたしの頭にはありませんでした。
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