1人が本棚に入れています
本棚に追加
それからわたしは、自分の評価を上げるためだけに、狂ったように奔走しました。
時には自分の何かを犠牲にしてまで、相手に尽くしました。
もうこの頃には、わたしは完全におかしくなっていました。
周りから評価されたい、他者からの礼の一言を浴びたい、それだけがわたしの頭の中を支配しておりました。
自分が評価されればわたしは満足し、礼の一言をもらえなかった時は、心の奥底でいつまでも相手を貶しました。
それでも、わたしはその怒りを相手にぶつけたりはけしてしませんでした。
なぜなら、自分の評価が下がってしまうことを恐れたからです。
周りから嫌われることを恐れたからです。
最初のコメントを投稿しよう!