第1章

3/6
前へ
/6ページ
次へ
1948年、K社という野球用具の販売会社が 「めっちゃ高品質の球作ったわ。みんな使わへん?」 と言いはじめました。 その言葉を真に受けた王子達は、1948年の9月にK社のボールを試験的に導入してみました。 ちなみに、このボールは1950年まで使用されることになります。 高品質をうたったK社のボール。 しかし、いざ導入してみるとどうしたことでしょう。 質はともかくも、あまりにもボールが飛びすぎるのです。 ボールが飛びやすいということは、当然ながらピッチャー側が不利になります。 スーパーフェニックス投手: 「なんか打たれた球めっちゃ飛ぶんですけど。高品質とはいったい何だったのか」 (これはいけない!)と思ったキン肉星の偉い人達が動き出します。 キン肉星の野球を統括する組織であるMPB(Muscle Professional Baseball / organization)が、1950年にボールの反発力、つまり飛びやすさの規定を作りました。 しかし、その後も飛びやすかったり飛びにくかったりと不安定でした。 王子達は(まあ、しゃあない)と思いつつ野球にはげんでいました。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加