第1章

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これでようやくマトモになるかと思われましたが、タツノリの努力もむなしくその後もボールは飛びやすいままでした(ガッカリ) 時は流れて2001年前後、この頃になるとD社のボールが飛びやすいという話はほとんどのチームが知るようになります。 さらには、D社の飛びやすいボールと他社の飛びにくいボールを意図的に使い分けるチームも出てきました。 これが問題視されてきた2005年、D社が新たに開発した「低反発球」が注目されました。 低反発球とは文字通り反発力の低い、飛びやすさを抑えた球です。 そして、この低反発球が多くのチームに導入されました。 (一部のチームは依然として他の球を使用していた) しかしながらこのD社製のボール。 低反発という名前のくせに、相変わらず他社のボールより飛びやすかったと言われる見事な問題児ボールでした。
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