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そしてさらに時は流れ2010年。
キン肉星の各チームの使用するボールがバラバラな点や、WBCでのボールツルツル問題を受けてMPBが動きだします。
この時のMPBコミッショナーはキン肉タツノリ様ではなくキン肉真弓にかわっています。
ちなみにこのキン肉真弓、経歴はエリートながら中身はただの野球好きのおっさんレベルという人間でした。
真弓:「各チームがバラバラな球使うのって不公平じゃね? WBCでもボールがツルツルで困ってね? よし、キン肉星のボールを統一するわ」
[なるべくWBCのボールに慣れやすいように、キン肉星の各チームが公平な試合が出来るように]をコンセプトに、とうとう話題の「統一球」が誕生しました。
統一球の特徴として
・反発係数を基準(0.41~0.44)の下限値(0.41)になるべく近づけた
というのが挙げられます。
反発係数を下限に近づけるということは、言うまでもなく今までよりもボールは飛ばなくなるということです。
ここでちょっと考えてみてください。
今まで問題視されていたのは、「各チームがバラバラのボールを使っていて不公平な点」と、「国際大会等のボールがツルツルで困っちゃう点」の2つです。
この2つの点は、単純に各チームのボールを統一するだけでも解決しそうだと思いませんか?
さて、なぜMPBは各チームの使用するボールを統一するだけでなく、反発係数を下限に近づけたのでしょう。
そこには「普段から飛びにくいボールに慣れていれば、国際大会とかで無双できるんじゃね? そしたらキン肉星が優勝しまくりじゃね? ヒャッホウ」といった、ドラゴンボールの修行並みの発想が隠れていたのです。
なかなか素晴らしい考えだと私は思います(皮肉)
ボールを統一するからには契約する会社も1つに絞らなければなりません。
そこで
・全チームに安定してボールを供給する能力
・品質の安定性
・ボール一個あたりの値段の安さ
を考慮した結果、まさかの大問題児D社と独占契約することになりました。
そして翌年2011年から導入されました。
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