第1章

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するとコーチはこう言います。 「君の靴に重りを入れといたからだよ。普段から重りの入った靴で走っていたら良いトレーニングになるだろう。オリンピックでも素晴らしい結果につながるさ」 これを聞いたあなた。 さてどう思うでしょう。 腹立たしくはないでしょうか。 トレーニングのためとはいえ本人に無断で、ただでさえ重たい靴に重りを入れられていたのですよ。 さらに言えば大会の記録が自身の生活に直結するのです。 怒って然りではないでしょうか。 これを野球の話に置き換えてみると、統一球問題についての理解がより深まるかと思います。 勝手に道具の仕様を不利なものに変えられたのも、自身の成績が生活に直結するのも同じですからね。
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