第六章

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「ごめん!待たせちゃった?」 恭平が敦子に駆け寄って行く。 「ううん。今来たとこだよ。」 肌寒い季節だというのに、額が少し汗ばんでいる恭平をみたら、待っていたなんて言えなかった。 「恭ちゃん、あのさ…」 「ん?」 「気を悪くしないでほしいんだけど…」
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