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ガタンゴトン
片手でつり革をつかみ
足元に鞄を置き
俺は窓の外を眺めていた
いつものように広がっている景色
電車がホームに入る
壁に視界を遮られた俺はドアに目を向けた
乗り込んできた数人の中に見慣れた顔を見付けた
見慣れている
と言っても毎朝同じ車両の同じドアから乗り込むから一方的に顔を知ってるだけだけど
その女性は俺の横に少しスペースが空いているのを見付けて俺の隣に立った
電車が動き出したから俺はまた窓の外に目を向けた
そこで終わると思っていた
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