英雄の盾

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 恥ずかしい話だが、この時ばかりはわたしも声を出す。慣れてはいるのだが、耐えうるかどうかはまた別の話なのだ。わたしは思わずのけぞり、瞬時に膣を分け入って子宮口へぶつかったそれを締め付ける。  男は激しく突き出すが、わたしは未だ痙攣がとまらない。口は緩んで唾液が零れ、我慢の出来ない連中のそれを見逃す手はない。  わたしは鼻を摘まれて口腔へ性器を押し込まれ、そのまま上体を起こされる、その拍子に刺激が裏筋にでも伝ったのだろう、性器の一段と膨張したのがわかった。男は激しく打ちつけ、わたしは痙攣から膣圧を緩めることが出来ない。結局子宮が持ちあがるほど突き上げ、男は奥で射精した。 「ふう……やはり一番はいけねえぜ」  あとが仕えているのを察して、男は未だ固いままの性器を勢いよく抜く。わたしは魚のように跳ね、湧き上がった嘲笑のどちらへ向かれたのかがわからない。次いで二番目の男がわたしを持ち上げてその合間に自分の腰を持って行く。あてがう。周りがわたしをおろして結合を促す。精液と漸う分泌しはじめた愛液が円滑剤の役目をし、一人目ほどの痛みはない、が三人目の指がその時にはわたしの肛門を指でじっくりとならしている。無言で侵入する。そうしてわたしのお尻は、きっともっと緩くなってしまう。
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