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「苛めをする方はされる方に対して苛めを『自分が楽しいからこいつも楽しいだろう』とか、『苛めは楽しいもの』って考える。しかし、苛められている方は迷惑であり恐怖でしかない。見ている方は便乗していれば楽しいし、しなければ『巻き込まれたくない』『苛められる方が悪い』とかって考えてる。・・・あってるよね?」
間違えてる・・・なんて言わせない。そんな視線が周囲に圧力をかける。
「・・・さて。昼休みが半分をきってるしサクサク進めよう」
ダルそうで表情をあまり変化させない九条と苦しそうで今にも泣きそうな一条。
「・・・おいおいおいおい。何を泣きそうになってるんだよ?何で『優等生』である一条君が泣きそうになってるんだよ?これじゃ『劣等生』の僕が苛めてるみたいじゃないか?」
みたいではなく泣かせてる。そう周りは感じていた。
「どうしたいんだい。僕はされた事を例に上げ、その例を分かりやすく例に上げ直しているだけじゃないか?・・・別に酷い苛めなんてしてないよ?『当たり障りのない皆がわかる普通の答え』じゃないか?』
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