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「・・・」
「無言じゃわからないんだけどな」
「九条君。言い過ぎだよ」
「・・・おや?五木さん」
泣きそうな一条の後ろから五木夏奈子が出てくる。
五木の登場から安堵の声が少しわいてくる。
「言い過ぎ?皆がよくわかってる一般的答えじゃないか?」
「もっと言葉を選ぶべきだよ」
「一般的解答をどう選べと?五木さんは傍観者側でしょ?苛めてる本人に便乗するか関わらない方でしょ?」
「それでも」
「それでも偽善だ。迷惑だ。やられる側の一般論だ。・・・なんなら五木さん」
「何?」
「泣きそうな一条君に代わって答えてほしいな。僕達のさっきの状況と、例え話と苛めで例えた例え話。この3つの話で全員が納得でき、最低限の被害ですむ方法を」
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