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「あのさー、ここでそういうことされると俺が凄い被害を被るんだけど?」
あんたら気づいてる?
モッコリしちゃってるの。
3つのお山が目の前にあるのって意外と不愉快よ?
しかもその手、無意識に動いてません?
ハァハァが、さっきより速くなってませんかー?
「とおるちゃん!とおるちゃーん!」
だ、か、ら、
とおるちゃんは、今お楽しみ中なの!
しかも
たけると!
あー!なんかすげー腹たってきた!
健も健で、やれりゃ誰でもいいんだから!
あの腰、一回ぶち折ってやろーか。
したら少しは大人しくなるかな?
……………………
……………………
………絶対ないな。
自分が無理なら相手に振らせるに決まってる。
もう、どうやったらあの暴れん坊をいい子ちゃんに出来るんだよー!
「ああ、とおるちゃん!ぼくは、ぼくはもう、てっぺんに、てっぺんに、到達してしまうのだー!」
え?あ、はい?
なに、あんたらまだやってたの?
つか、てっぺんてなに?
て、おい!
おまえらいつの間にパンツん中に手入れた?
さっきまで上からなでなでしてただけだったろーが。
「さぁ、早く、早く、とおるちゃんもぼくと一緒に、あの山頂へ」
「あーん、待ってぇ。僕も一緒にいく~」
「「「あ!」」」
と、同時に自分のコ カンへと視線を落とす三人。
え?マジで?
マジで、俺のあんな棒読み佐山のマネでてっぺんいっちゃったの?
「えーと、まぁ、その…御愁傷様」
立ち尽くす三人を押し退けて、俺は講堂を後にした。
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