殺し屋と呼ばれる少年

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身長は175cm位で、顔は整っていてゼスよりも断然イケメン。 刀身の赤い長刀を引きずるその少年はレーシェルを見て目を見開いた。 「おー!オッパイでかいねー。どうすればそんなにでかくなるのか教えてもらいたいなぁ」 「な―――ッ!?」 レーシェルは顔を赤くして叫んだ。 「貴方ッ!こんな状況で何言ってるのよ!」 二丁の拳銃をホルスターから引き抜いて、少年に向ける。 「そんなに怒るなって、俺は仕事をしに来ただけなんだからさー」 「仕事?どんな仕事なの?」 レーシェルの質問に、少年は笑顔で答える。 「殺人集団【ヘード・ジ・スクリア】のリーダーと副リーダーの暗殺」 「――ッ!?」 「なんだと!?」 レーシェルは無言で、ゼスは驚愕の表情で少年を見る。 「貴方……もしかして……」 レーシェルが何かを思い出したかのように言った。 「赤い長刀……シオン」 「よく俺の名前知ってたね、誉めてあげるよ」 シュンッとシオンが居なくなった次の瞬間、レーシェルの頭に暖かい物が落ちてきた。 「えっ――」 「凄いねー」 落ちてきたのはシオンの手だった。 レーシェルはシオンに撫でられていたのだ。
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