第1章

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次の授業に備えて席につく 俺の席は後ろの窓側から2番目 出席番号順だれど担任はあと一年(つまり俺らが3年になるときまで)この席ということだ ラッキー! ガラッと大きな音を立てて座る 「……。」 それでも起きない俺の隣人…というか隣席。 名は松方 環(マツカタタマキ) いつも突っ伏して起きた所を見たことがない つまり顔を見たことがないということ。 体育のときも移動教室も。 でも先生は何も言わない まるで彼をいないようにしてるかのようにー…。 「…なた、日向!!」 「はいっ!」 「なにボーっとしてんだよ。 体育の授業で疲れちまったか?」 「違います!」 「ほう、じゃあ次のこれ解いてみろ」 「はん!?えええ!!」 みんな爆笑。 けれど依然として彼は起きない
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