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「もう自分達みたいになって欲しくないしー…。いつまでもあの研究者たちに使われっぱなしっていうのもねー…」
研究所に戻った。
その研究所にはこの二人以外に六人の子どもがいる。
その六人も1002たちと同じ実験体だ。
ただ、この二人のように毎回駆り出される訳ではない。
「……なら俺も協力する。」
「え!?本当ー?嬉しい!」
1002は笑った。
そして、報告をしに研究者のもとへと戻った。
「ご苦労。どうだった?」
「別に。いつも通り。」
1002は素っ気なく答えた。
科学者が嫌いなのだ。
だが、自分の運命を呪ったことはない。
この体を嫌ったことはない。
むしろ、楽しんでいる。
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