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あの女の苦しむ姿を見るのが、
なによりも楽しみだった。
救いだった。
それは愉快だった喜悦すぎて、
それは恍惚だった歓喜でした。
「ねぇ、■■は母さんのこと」
好き?
「はい、大好きですよ」
ーーあぁ、安心した。
「わたしもそう思っているから、
今度のテストも頑張ってね」
安堵の気色を浮かべて上機嫌に
あのバカ女は部屋を出て行く。
よかった、まだバレてない。
義母に対しての感情は
いまだ完全に秘匿されている。
きっと気がつく者は、
いないのではないでしょうか
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