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テーマ館は大きく三つのブースに別れている。
塔の地下、これは太古の世界。小さな細胞から生命が育まれ、進化していく過程を人は体感し、人類の発祥と文明の萌芽、原始の息吹を見る。
ところどころにトーテミズムを模した仮面や、岡本作品の展示がある。
太古の壁画を思わせる古代人たちの住居や洞穴、文明や芸術、文化の黎明を経て辿り着く先は太陽の塔の内部。
進化の過程を、天に向かって伸びる生命の樹が追って立つ。
地面にはアンモナイトやウミユリが、樹には古代魚や恐竜、動物たちの模型がリアルに動いて人を驚かせる。
樹を取り巻くように上がっていくエスカレーターの終点は大屋根への出口だが、生命の樹の先端は上へと伸び、光包まれた頂点にいる模型は二本足で立つ人類の祖先――
大屋根の展示物は未来を表していた。ひとつは無鉄砲に天に向かっていく、それこそSFの世界のような夢物語。
カプセルのような住居に住まい、ガラスの棺に横たわる遺体。地に帰れない宇宙の暮らしの象徴のようだ。
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