おまけ⑥

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喧しい子供達が眠り、漸く夫婦の時間がやってきた。 「一瞬、私も一緒に眠りそうになりました」 「お疲れさん」 寝かし付けに苦労していたらしい華は、眠そうに目を擦っている。 そんな彼女をソファに座らせ、マグカップを手渡す。 「ほい、ほうじ茶」 「ありがとうございます」 美味しそうに茶を啜る彼女の隣に腰を下ろし、そっと頭を撫でた。 「いつもありがとな」 「…………な、何ですか?いきなり…」 華が怪訝そうに見てきた。 「らしくない事を言い出さないで下さいよ。お茶を噴きそうになりました」 華は、ボソッと「薄気味悪い」と付け加え、また茶を啜る。 「………薄気味悪いって……こりゃまた随分な言い草だな。良いじゃねーか、別に」 素直に今の気持ちを言葉にしただけなのに、この反応。 ちょっと酷くねーか? 「…何かやましい事でもあるんじゃないですか?」 「おいおい………」
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