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徐々に怒りを示し出した晃人さんに、仕事の効率が悪くなる、とか、周りへの配慮を…とか。
何だかんだと私お得意の理屈、屁理屈を駆使して、彼を納得へと導く。
「と・に・か・く!!仕事が遣りづらいのは嫌なんです。お願いですから秘密のオフィスラブゥ~を通して下さい」
「何だぁ?その秘密のオフィスラブゥ~ってのは……」
「いいから、秘密厳守でお願いします!」
鬼気迫る勢いで詰め寄る私に彼は
「………チッ。わーったよ」
嫌々ながらも了承してくれた。
…よし、会社の人間……特に同じ課の人間には絶対にバレないように頑張ろう。
密かに勝利のガッツポーズをして意気込んでいたのはいいけれど…
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