《2》

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人混みの中で立ち話もなんだから……と、4人でお洒落なカフェに移動した矢先。 「お二人の関係はいつから?何のきっかけでそーなっちゃったの?どっちから言い寄ったの?どんな付き合いしているの?会話はどんな感じ?やーん!超興味あるんだけどっ!」 興味津々な様子でマシンガンの如く質問攻めを開始した浜内さん。 鼻息が異様に荒い。 正直、早口過ぎて、何を言っているのか理解出来なかった。 彼女の迫力が凄過ぎて、ぽかーん…… 「てか、どこまでいってるの?いや、きっともう既に大人の関係になってーーー…もがっ…」 闘牛のように目を血走らせる浜内さんの口。 それを門倉さんが塞いで、彼女を強引に黙らせた。 「……ちな、そんなに一気に喋ると舌噛む」 門倉さんは、あくまでも冷静で。 極限の興奮状態にある浜内さんとの温度差が激しい。
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