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そんな二人に向かって、浜内さんが満面の笑みを向ける。
「すみません、課長、どーしても女同士ショッピングついでに込み入った話をしたいもので」
「込み入ったって……おい」
「悠くん、課長のお相手お願いね?」
「ちな、お前何企んでんだよ」
「企むって失礼ね。純粋に直井さんと女子トークしたいだけだもん」
不満げな様子を見せていた晃人さんも、かわいくおねだりする小悪魔な浜内さんに観念したのか
「きっちり、1時間だからな」
ムッとしながらも渋々了承。
「よぉし、彼氏からの了承を得た事だし行こう、直井さん!ではでは~お二人さんはごゆっくりぃ~バイバーイ」
……えっと、私の意思は無視、ですか?
小柄な体のどこにそんな力を潜めているのか…
「そ、それじゃあ、取り敢えず行って参ります」
「おう、1時間後に電話すっから」
意外に馬鹿力な浜内さんに引き摺られる形でカフェを出た。
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