おまけ④

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長身に加え、甘いマスク。 そして、穏やかな物腰。 「………ママ、あの先生の事、何か言ってたか?格好良い~とか、素敵~とか…」 何となく、不安を感じて禅に聞いてみるも「いいえ、いってません」に、ホッと胸を撫で下ろす。 「でも、おかあさんは、コーキせんせいは”まだむきらー“だといってました」 「………は?まだむ……あぁ、なるほど。確かにそんな感じだな」 禅の言葉に思わず納得してしまった。 と、同時に“華のヤツ、禅につまらん事を教えやがって…”と、胸の内で密かに毒づく。 「おとうさん、まだむきらーってなんですか?」 「あ?」 禅は一丁前に真剣な顔を作って聞いてくる。 「このまえのおやすみに、おとうさんがおかあさんにしかられながらおふろでやっていたやつですか?」 全身の力が抜けた。 「…………ありゃ、カビ〇ラーだ」
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