おまけ⑦

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結婚して1年後に長男が誕生し、その5年後に次男が誕生した。 それから更に3年後、待望の長女が誕生した。 「ほーら凪(なぎ)高い高ーい」 「きゃあ~」 天井近くまで高々と掲げてやると、ケタケタ笑うかわいい天使。 当然、長男、次男もかわいいのだが……… 父親目線からの女の子のかわいさは格別。 ましてや、歳がいってからの子供となるとかわいいの度合いが違ってくる。 「凪~お前はどうしてこんなにかわいいんだぁ?」 「あ~う~」 「だぁあ、もう~かわい過ぎんだろ~」 華に似て決して大きいとは言えないが、キラキラと澄んだ円らな瞳。 下膨れた白いほっぺた。 ムチムチした手脚。 どれをとっても俺を魅了する要素は満載で…… 「あう~」 「ほんっとにかわいいなぁ、お前は。パパをこんなにメロメロにして………いけない子だ」 言いながら、ふっくらした頬に口付ける。 「うぅ~」 「っとに、かわいい奴め」
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