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鼻息を荒くして、休憩所を後にした。すると、
「ははっ、すっげぇ。さすがは氷の女帝ですね」
「…………」
イイ趣味してるのが、もう1人いた。
「トイレから出てきたら凄むような声が聞こえてきたんで何事かと思って。たまたまですよ」
「……あ、そう」
空気が変わったときから聞いていたみたいで。しかし、それでも物怖じしてないのはやっぱり肝が座ってる。
「……広瀬さんの同期って、皆あんなのばっかなんですか?」
軽い口調で話していた森野君の雰囲気が変わった。
ドキッとして、思わずゆっくり歩いていた足を止めた。
「ホント、ガキみてー……。高井さんも見損ないました」
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