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まだ近い距離から私のことを射抜くような眼差しで見つめる。
「……よし、決めた」
「……？」
「俺、貴女を絶対にオトしてみせます」
「っ！？」
言いたいことは山程ある。
手が早い、とかそれより大事なことがある、とか。なのに、言葉が出ない。
でも１つわかったことが。それは、
この新人、上司である私を口説こうとしている……。
「……覚悟してくださいね」
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