史上最強の男・ケイイチ②

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最初にキャストカードが配布され、 個人個人で確認した後、人狼同士が 顔を合わせる。 私は人狼を引いた。もう一人は… ここでは言わない事にしよう。 全員が「私は人狼ではありません」 宣言をしてゲームが始まる。 決勝の舞台に進むだけあって、 細かい顔の変化や、緊張・違和感を 感じない程に手慣れた印象を受ける。 1日目が始まる前に、 グループで話し合いが出来る 「グループタイム」となる。 栗部「俺は人狼ではなかったが、 (もちろん嘘である)セイジやケイゾウは どうだった?」 牧田「オレは違うな、ケイゾウは?」 浜「僕でもないな」 牧田「とりあえず、どういう手段で 炙り出し(ブラフで怪しい人を 浮かび上がらせる事)しようか?」 栗部「とりあえず、2*0で疑ってみようか」 2*0とは、相手チームに対して 何人と何人で人狼がいるか?を示す 我々の暗号である。 我々の次(第二チーム)が最初の数字、 その次(第三チーム)が二番目の数字を 指している。 2*0なら、近藤レイジのチームに 二人いるのでは?という事を意味する。
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