第1章

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          「やっぱりやられたか。いやな、君がそこに入るところを見てな、きっとやられるだろうと思ってな、様子をうかがっていたんた。今どき、男だ女だという時代でもなかろうに。教頭もなぜ男子禁制などをゆるしのかわからん。それにしてもあいつは まったく」         ライオンは、そうまくし立て、やわら僕に言った。                「ところで君、他に入部のあては あるのか? ないなら こっち来い」                 有無を言わせず、隣の部屋に連れ込まれた。                    
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