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「その【お助け部】ってのは何をやる部活なんすか?」
「その名の通り!生徒達のお助けをするんだよ!もちろんゴミ拾いから部の手助けまでなんでもやる部活だよ!」
へー。
「ごめんなさい」
「えぇ!?入らないの!?」
いや、その説明を聞いてもっと入りたく無くなった。
俺は早く家に帰ってダラダラしていたいんだよ。
「三鷹君手かして?」
ん?
「はい……」
手を差し出すと。
「えいっ」
赤いインクを親指に押し付けられ、その親指を部活届けの紙に付けられた。
………………。
「ちょっ、なにやってんだよ!」
「へへ~ん、これでもう三鷹君は【お助け部】の一員だね!」
そう言いながら中島先輩は部屋を出ていった。
…………おい、縄解いてから行けよ。
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