第0話【プロローグ】愛と友情の狭間で。

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どんなに時が流れても、忘れられない光景がある。 天空にぽっかり浮かぶ、白い満月。 広がる、満天の星屑。 遠くで聞こえる、祭り囃子の太鼓の音。 リンゴ飴の、甘いにおい。 水風船の鮮やかな青と、ヒンヤリとした手触り。 そして――。
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