出来言

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冬杜が言うには、勉強も運動も超人級だ。 文字通り、普通を超えてる人間だ。 ぶつかった時が初見ではあるが、見た目もかなり綺麗でスタイルも良かった気がする。 胸はあまり無かったが、無駄な肉がなくて、機能美、と言った感じ。 僕がそんな所の目測を誤るはずはないので、才色兼備、の四字熟語がピッタリな人だった。そこに間違いはない。 何故断言出来るかと言うと。 僕は変態だからだ。 「いや僕が変態なのはどうでもいいんだ。冬杜、あの琴吹さん様子がおかしくなかったか?」 「ちょっと口頭がどんな脳内変換してそうなったのか気にはなるんだけど。そうだなぁ、身体が重そうだった、とかかな」 なるほど、やはり冬杜も気だるそうにしているのはわかったと言うことか。 体調が悪いことくらいあるだろうし、そこだけ見れば普通だ。 「嫌な予感はしなかったか?僕は冬杜の時と同じような感覚がしたんだけど」 「言われて見れば、特殊な空気は感じたかもしれない。でも、ずっとあんな雰囲気だよ?」 ずっと、だと。 僕や冬杜のような異端で異様なて不可能だ。と思う。 数ヵ月、いやいや、1週間だってもつかわからない。 と言うことは違うのか。 僕の気にしすぎってことも充分にありえるしな。 一応気にかけるだけはしておくとしよう。 異常が身に起きているとするならば、ずっとなんて無理だ
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