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才能は人が必ず持っている、霊のようなものだ。
自分の才能がわかっていたら、それは才能が視えている状態。
逆にわからないものは視えていない。
ほら、霊のようだ。
だから、才能は時として、急に人に取り付いたりするわけだ。
それが後天的才能ってやつなわけで、世間一般では、才能が開花する、と言われている。
さて、話の軸がズレた。
去年の夏に、僕に才能が取り付いたんだ。
悪いほうの才能が。
いや、悪いなら才能とは言わないのだろうが、今は置いておこう。
これが、足の速いという才能だったり。
絵が上手だなんて才能だったり。
瞬間記憶なんて才能だったら、どれほど良かったのか。
そんな才能がないから帰宅部やってるってのに。
理不尽だ。
あ、また話が脱線した。
閑話休題。
そんな僕の才能はメデューサだった。
目が合うと石になる、って言われてるアイツ。
僕には、僕と目を合わせた奴が石になる、なんて才能が取り付いた。
厨二だと思うだろ、無いと思うだろ?
でも事実なんだ。
妄想のようだけど、現実。
言葉の配置を入れ替えた、現実的妄想のほうがよっぽど良かった。
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