考え言

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「なんか放してって言ってないッ!?僕がするのは話すほうだよね!?と、いうか捕まえてないよね、放すもなにもないよね!?」 もうなんなのこの人。 「ちょっとちょっと祗園君、落ち着いて。そんなに女の子に迫ったら駄目だって」 「いいのよ、冬杜さん。この死人は今ここで成仏させるわ」 「ちょっとちょっと琴吹さん、カッターは駄目だよ、気持ちの悪い祗園君は仕方のないことなんだよ。だから本題に入ろうよ?」 ……怖すぎる、怖すぎるだろう。 まぁ、ツッコミという大義名分で近づいたのは僕のせいなんだけれど 琴吹さんのパーソナルスペースに踏み込んで警戒心を壊そうとしたのだけれど もう見えない素早さで喉元にカッターでてきた。 逆にパーソナルスペースに入られて、僕自身が壊されるところだった。 そんな言葉に何か思うことがあったのか、カッターをポケットにしまいこむ。 ふぅ、冬杜さん流石です、公平に対応するあたりが流石です。 「そうね。こんなキノコに生えそうな男に時間を有するのは勿体無い。それでどんなようなのよ、詰まらないことなら、下駄箱に詰めるわよ」 ……ゴクリ。 それ殺すぞ宣言ですからぁぁああ!!
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