1人が本棚に入れています
本棚に追加
どうやっても治まらないし、病院にも行けやしない。
その分、病気よりも達が悪い。
では、何故、今こうして学校の廊下を歩けているかと言うと、その才能が引っ込んでいるからだったりする。
勘違いしても僕的にも困るので言っておくと、消えたわけじゃない。あくまでも引っ込んでいるだけ。
引っ込んでいるだけ!!
重要だから二度言った。
メデューサなる才能もとい病気を治めるのには苦労した。
だって、お札とか陣とか……とある知り合いに用意して貰ってようやくだ。
あれは絶対に陰陽師の類いだ、そう疑わずしていられない。
っと、まぁ、その才能とのいざこざは今度、ノートにでもするとして。
目の前には目的地の扉。
我ながら脳内一人語り部は上手すぎだ。
時間ピッタリ。
この奥にいるであろう人物を待たさぬべく、僕は扉を横にスライドさせた。
最初のコメントを投稿しよう!