終わりという名のエピローグ

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「うん、確かにそうなることも考えられるけど……もしかしたら明日とかに終わりを迎えてたりしてね。隕石落ちて天変地異が起きたりとか、火山が大噴火して世界中が火山灰で覆われたりとか。案外なにが起きるかわからないよね~。」 なんてことを爽やかな笑顔で語ってるのは私の幼馴染である杉原 翔 私から見た容姿は、男にしては少し長めの明るい茶髪におなじく明るい茶色の穏やかな瞳。 身長179cmでしっかりと絞まってる肉体に無駄に甘いフェイス。 正義感と忍耐がピカイチで話がわかることを除けば、物語に出てくる王道主人公。 小さい時から一緒にいるせいか翔の甘いフェイスにとくに感じるものはないけど他の女子は違うみたい。 だって、翔の笑顔を見て鼻血出したり顔を赤くしてポーッとしたりしてるから。 ちなみに今は下校途中、いつも蝿のように翔に群がる女子達はいない。 理由は多分、一週間後に翔の誕生日があるから。 用意周到なことで……まぁ好きな人のために何かしたいというのはいいこどだけど、周りの迷惑を考えれるようになったら最高ね。 あの子たち無駄に騒いでやかましいから。
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