プロローグ

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男三人がかりでその重たい扉を開くと、鼻につくような異臭に思わず口元を抑える 身体中に染み付く冷気を感じながら注意深く周りを見渡す どれくらいの広さだろうか、窓からは薄っすらと光が差し込むだけで周りの状況が伺えない 片手に持っている懐中電灯を握りしめ、電気をつける しかし、長いこと使っていたせいか懐中電灯の光はその命が今にも燃え尽きそうになっていた
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